UPHYCA
JOMONIAN WITCHCRAFT
縄文魔女術実践グループ ウフィカ

新しい魔女グループ発足しました!

2013.8.21 水曜日 雷まじりの水瓶座の満月の下で 谷崎榴美

先日Twitterでお伝えした「ソロ魔女グループ(みたいなもの)」の詳細を発表します!
魔女をはじめた当初はなんとかしてどこかの流派に属したいと考えていた私ですが、最近はすっかりソロ魔女の立ち位置が気に入ってきて、一人は気楽でいいもんだなーと思ってたんですが。そんな私が何故今魔女グループを結成するに至ったかと言えば、今年になって続々と産まれだしたソロ魔女ちゃんたちの「私がほんとうに魔女なんて名乗っていいのかしら…?」というまったくもってお門違いの不安と彼女たちのニーズに追いつかない魔女関係の情報の少なさと偏り、そして「本来の魔女運動」の動機から乖離した「伝統重視」の横行があまりにも目に余ったからです。
そもそもの話、魔女運動の仕掛人であるガードナーやクロウリーやそのまた先輩のピッキンゲルそれにその他のたくさんの先輩達によるクリエイティビティと遊び心、そして「人間のあたりまえの感覚を取り戻したい」というちょっとした反抗心の下に再構築されたのが私たちの知っている魔女術なのであって、歴史なんてあってせいぜい百年か二百年くらいのものでしかないのです。
そのうえ私たちが暮らしているのは東の最果てニッポン。
たとえ私たちが直輸入の魔女術を一生懸命トレースしようとしたとしても、例えるならアメリカ人が「OH!裏千家デハHOTなWATERをポッタリーにPOUR IN TOスルガーワビサビネ」とか言いながらソファーでグリーンティーを楽しんでいるような面白げな感じにしかなり得ないのはあたりまえです。けれどもしかし、海外にもアニメや華道や茶道や禅の精神に強く共感する方々が少なからず居るように、私たちのなかにも、欧米の魔女術の精神に魅了されてしまってもうどうにも止まんないわっ!って人が居ても不思議はありません。
だって今はGoogleがあってWikiがあってtumblrがあってFlickrがあって、たとえ英語が読めなかったとしてもいくらでも新鮮な資料が集めたい放題なんですから。実際のところ、私もインターネットで情報収集をしているうちにどっぷり魔女の世界に浸かっちゃったうちの一人。国書刊行会の魔女の世紀シリーズよりも、tumblrに流れる今の魔女さんたちの「今日のサバトの祭壇♡」なんて記事からの方がずっと多くを学ばせてもらったように思います。
とはいえ海外の魔女さんを忠実に完コピしたところで、やはり違和感は残りましょう。「日本で魔女は流行らない」とよく言われていましたが、当たり前です。なぜなら日本を視野に入れてデザインされていなんだもん。
魔女術がもしも現代儀式魔術のような、洗練され尽くした教義とスタイルの完コピを重んじるようなものであったとしたら、もしかしたらそれでも事足りたのかもしれません。でも魔女術は自然と交じり合う体感の術、本能の宗教です。もしかしたら日本に生きている私たちが見落としているけれど現地に住む魔女さんたちが当たり前のように毎日感じている「何か」があるんじゃないかな、と私は思ったんです。
たとえばそれは「ゲニウスロキ」のようなものとの交流かもしれません。
そんなものはもしかしたら無いのかもしれないけど、もしかしたら有るのかもしれないでしょ?
もしも有るんだとしたら、みすみす逃すなんてもったいない!
そこで私はグループの名前を「ウフィカ」とすることに決めました。「ウフィカ」とはアイヌ語で「燃やす」という意味です。
2013年の日本に生きる私たちだからこそ出来る魔女術の可能性を探るために、たぶん世界初の日本製ソロ魔女グループ ウフィカは産まれました。
あえてジャンルを定めるとしたら、Jomonian Witchcraftってことになるのかな?
私はこの名前、とっても気に入っています。
ということで、以下がウフィカの概要です。
ざっと目を通してください。


願わくば、すべての月の娘達に、古の炎の女神の祝福がありますように。
2013.8.21 水曜日 雷まじりの水瓶座の満月の下で
LATHU ALUGOD GIBU ALUGOD BAPHOME-TERAS OROCHI *



■ウフィカの祭神
縄文時代の名もなき女神と、その他日本を中心としたあらゆる古の神々
■ウフィカの概要
縄文時代の女神が「火を産む女神」「生まれ、育み、食い殺す三相の女神」「自らの汚物と死骸から食物を生じさせる女神」などの様々な顔をもっていたことは大量に出土する縄文土器や土偶から読み取ることができます。彼女は現代に伝わる神話や民俗信仰のなかでは「イザナミノミコト」「オオゲツヒメ」「コノハヤサクヤヒメ」「山姥」「山姫」「竃神」として登場し、そのおぼろげな気配は今も私たちの心の片隅に受け継がれていますが、縄文時代が無文字文化であったため、彼女の正確な名前を私たちは知る由もありません。そこで私は縄文人の末裔であるといわれているアイヌの「アペフチカムイ」(=火の老婆神)に彼女の面影を求めました。そんなこんながご縁となって、ウフィカという名前をアイヌ語からいただくこととなったというわけです。でもあらためてよくよく考えてみれば、20世紀初頭の異教主義運動の雰囲気を現代の日本に置き換えるとするならば、仏教でも神道でも弥生時代でもない縄文時代の日本にルーツを求めることになるっていうのはしごく当たり前の話だったのかもしれません。
「人間と動物の純然たる違いは道具の使用ではなく、火を扱う事ができるかどうかである」という説があるそうです。
火は私たちにあらゆる恵みと庇護を授ける一方、一瞬ですべてを奪い尽くす猛威でもありますから、火の扱いには細やかな気配りと剛胆な行動力、そして未来を見通す想像力が必要不可欠です。
街中で生まれ育ち、簡単かつ安全にエネルギーを扱える環境に住居を構える私たちは、まるで火をすっかり飼いならしたかのような気分で日々を過ごしていました。でも火はそんな簡単に飼いならせるような代物ではないのだということを、2011年の春に思い知らされます。
奇しくもuphycaとnuclearはゲマトリア換算すると同じ444という数になります。
このまま原発にしがみついて生きていくことになろうとも、すべての原子力発電所が廃炉になろうとも、いずれにせよ日本の私たちが残留放射能と共に今生を(もしかしたら来世すらも)過ごすことになろうことはほぼ間違いないでしょう。私自身はこの問題について明確な主張を持ちあわせてはいませんが、縄文時代の出土品の大多数が東北地方に密集していること、そしてそれらからインスパイアされた火の女神を祀る日本の魔女グループが2013年に産まれたということに、わたしは少なからずの女神の意志と導きを感じています。
そんなわけで参加者は縄文時代の「火を産む女神」に献身し、各々が「現代の火の巫女」として日々を過ごす事となります。
・ウフィカ参加者には三つのルールが課せられます。
「奔放であれ」「蠱惑的であれ」「創造せよ」
・奔放であれ
あらゆる戒律から自由であってください。
あなたを押さえつけるあらゆる柵を焼き払い、あなたをつなぎ止めるあらゆる枷をひきちぎり、あなたの内なる炎を蘇らせてください。
そしてこのウフィカの三つのルールすらあなたを縛り付ける事はできないのだということを片時も忘れないでいてください。
すでにご承知の事と思いますが、ウフィカは私のでっちあげです。ですからあなたを縛る伝統も無ければ戒律も存在しません。
・蠱惑的であれ
火の周りには自然と人々が群がります。そして夜の虫たちは本能に抗う術なく、危険を忘れ松明に吸い寄せられます。
火の巫女(=火の入れ物)である私たちもその名に恥じる事のないよう、何者にも抗えぬ魅力を発しましょう。
・創造せよ
無から有を生み出す創造力こそが、この世で最も美しく尊い力です。
参加者はなにかしらの形で、女神への供物として「なにかを生み出す作業」に勤しんでください。
・ウフィカは三位階制です。
第一位階は参入時に自動的に授与されます。
第二位階、第三位階の詳細は順を追って明かされます。
・ウフィカはいろんな魔術・妖術・民間伝承・ヒーリング・魔女術のごった煮です。
「縄文」「巫女」などという言葉を連ねているので、ぱっと見純日本的な新興妖術結社のような印象を与えてしまうかもしれませんが、実践の場においては洋の東西を問わない新旧織り交ぜた様々な技法を取り入れてゆく予定です。
・ウフィカは女性限定の魔女グループです。
多くの魔女グループが男性性と女性性のバランスを尊び男女同数のカヴンを好ましいとしている事は承知していますし、私もそれに大いに賛同しています。けれどもウフィカは原則として女性限定のグループとしました。理由としては、ウフィカ構想時参考にした資料の中の「イザイホー」(久高島出身者同士で結婚した三十歳以上の妻が神職者となるべく受けるイニシエーションのこと)に関する記述と、卑弥呼と弟の関係に代表される巫女と審神者の関係に共感をおぼえたことなどがあげられます。男女を強引に同種としてまとめてしまうのではなく、それぞれの特色を生かしきることこそが真の意味の男女平等である、というのが今の私の考えです。ですから時が来たら、男性メンバーを審神者的ポジションで招集する予定です。興味を持ってくださった男性のみなさまは、そのときがくるまでしばしお待ちくださいね。また、ウフィカでは古代シュメール時代に聖婚儀式を執り行っていた巫女の意志を継いだ性魔術的エクササイズを行います。私自身が女性であるため、もし男性参加者が居たとしても同じクオリティのエクササイズを提供できない可能性がある(私がおちんちんを生やした事がないので)というのも、女性限定のグループにした理由の一つです。
とどのつまり平たく言えばウフィカのエクササイズは霊的花嫁修業みたいなかんじになるっていうことです。ウフィカの活動により参加者各々の潜在的女性性を最大限開花させ、火を前にして恐れ戦き同時に敬愛する裸の心を取り戻し、産み育む女性の身体感覚、愛する家族を守る術、現在のもしくは未来の旦那さんを癒す術を獲得してもらえたらいいなと思っています。
■活動内容
月に一度か二度のオンラインミーティング。
年に一度か二度のオフラインミーティング。
不定期もしくは定期的なオンライン上合同儀式。
それ以外は原則的に各自のソロ活動と平行して、参加後にお伝えする日々のお勤めに精を出してください。
■参加資格
・インターネット使用可能な環境に居る以下のいずれかの条件を満たし、パソコンを必要最低限使用できる肉体的に女性である者。
(肉体的に女性であれば、精神が男性であっても参加可能)
*自己参入儀式を終えたソロ魔女もしくは検討中のソロ魔女見習い。
*なんらかの存在(神々、悪魔、天使、精霊など)との個人的な関係を一定期間維持している者、もしくは関係を築く予定のある者。